
雪がほとんど降らない街での、特別な一日
我が街は暖かく、雪があまり降らない地域だ。
だからこそ、小学生の頃に雪が降る日は特別だった。
雪が降ると授業がなくなり、外に出て雪合戦をした。
当時の私は、ただ「楽しい」「ラッキー」と思っていた。
しかし、大人になった今だからこそ分かることがある。
それは、子どもたちの高ぶる気持ちに答え、授業をやめてくれた先生方の判断のありがたさだ。
授業のスケジュールがある中で、
子どもたちのためにしてくれた英断。
あの時間が、楽しい思い出として残っていることに、
今では感謝の気持ちしかない。
庭に作ったかまくらと、忘れられないワクワク感
自宅の庭にかまくらを作ったこともある。
かまくらが完成するほど雪が積もるのは珍しく、
作っている時間そのものが特別な体験だった。
できあがったかまくらの中に入った瞬間、
外の寒さとは違う、包み込まれるような空間に胸が高鳴った。
あのワクワク感は、今でも鮮明に思い出すことができる。
幼少期の思い出が、困難に立ち向かう力になる
保健医療に携わる者として、多くの人の話を聞く中で感じるのは、
幼少期に「安心できた」「楽しかった」という体験を持つ人ほど、
人生の中で困難に直面したときにも、立ち直る力を内側に持っているということだ。
仕事の失敗、人間関係の悩み、家族の問題、病気や喪失。
人生には、誰にでも避けられない困難が訪れる。
そんなとき、人を支えるのが「レジリエンス」だ。
レジリエンスとは|折れない強さではなく、しなやかさ
レジリエンスとは、
困難な出来事があっても無理に耐え続ける強さではない。
傷つきながらも、時間をかけて回復し、
再び前を向くことができる「心のしなやかさ」のことだ。
幼少期の楽しい記憶や、安心できた体験は、
意識しないうちに心の奥に蓄えられ、
つらいときに自分を支える土台になる。
思い出は、人生のどこかで人を支える
それらの記憶は、すぐに役立つものではないかもしれない。
けれど、人生のどこかで困難に出会ったとき、
静かに、しかし確かに、その人を支える力になる。
それは、今、社会問題になっている、いじめに直面したときもそうである。
他にも、
人間関係につまずいたとき、
自分を否定したくなったとき、
強い孤独を感じたときにも同じだ。
幼い頃に感じた安心感や喜びは、
「自分には大切にされた記憶がある」という感覚となり、
人を傷つけず、自分も守る力として心の奥で生き続ける。
大人にできること|未来の自分を支える記憶をつくる
私たち大人にできることは、
子どもに特別な体験を与えることだけではない。
日常の中で、
「楽しかったね」「安心できたね」と感じられる時間を
丁寧に積み重ねていくこと。
その積み重ねが、
いつか困難に出会ったときの支えとなり、
人生をしなやかに生き抜く力になる。
あの日の雪とかまくらの記憶のように、
小さな幸せの積み重ねが、
多くの人の人生を、静かに、しかし確かに支えていくのだと思う。
【絵本の紹介】
雪や冬の世界に触れる体験は、
外に出られない日でも、絵本を通してつくることができる。
物語と仕掛けが組み合わさった絵本は、
親子で同じ時間を共有できる、
あたたかな思い出になる。
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