地元愛が生まれた日

地元の同級生の男の子に偶然会った。

男の子といっても相手も50歳だ。

私の職場に用事があり来ていた。

そこに、たまたま私が出くわし、再会した。

見たときに、何となく○○君かな?と思ったが、確信できなかった。

そこを、ありがたいことに、〇〇君から声をかけてくれた。

私の職場だと知っていて、「いるかなー」と思っていたらしい。

しばらく会っていないし、私、太ったのに、なんで分かるんだ?と、内心、複雑な乙女心を抱きながらも、何とも嬉しいじゃないか。

私に会えるかな?と思ってくれたわけで、嫌われてはいない。

どちらかといえば、好印象を持たれている証拠だ。

再会すれば、職場であろうと、周りはお構いなしに、2人の空間は、一気に中学生に戻った。

元気?から始まり、地元の同級生の話、それから親は元気か?たまには実家には顔を出しているか?など。

中学生に気持ちは戻ったはずだが、ずいぶん内容は50歳らしくなっていた。

わりと家も近く、お互いの家や親、きょうだいも知っている。

だからこそ、社交辞令ではなく、50歳になった今、本当に、お互いに変化していく環境を心配して尋ねていた。

とにかく、久しぶりに会う地元民は、懐かしく、きょうだいに似た感覚があった。

突然だが、決して悪口ではないので、あえて書く。

よく、「ヤンキーは地元愛が強い」といわれるよね?

地元の仲間や先輩、後輩とのつながりが濃く、仕事や遊びも地元周辺だったりで、昔からの仲間を大切にしている印象がある。

私はというと、普通女子で、ヤンキーではなかったし、地元愛も特になかった。

同級生も仲が良かった人たち以外は、特に関係ないかな、と思ってしまう、さらりとした人間だ。

まあ、こういうタイプは、結構多いのではないかと思う。

しかし、久ぶりの〇〇君との再会が、こんなに懐かしさからくる、嬉しい感覚をもたらすなんて、自分でも不思議だった。

私も50歳になって、ヤンキー化しているのかもしれない。

これまで縁がなかったヤンキー化、嬉しく受け止めたいと思う。